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2019/06/30.Sun

これからも思い出は作っていく

「 人が亡くなると、思い出を思い出すだけだよね って

 よく言われるんですが、私は、思い出は作っていけると思っているんです。

 彼と行ったところ、行きたいねって話していたところ、

 彼が行きたいだろうなぁと思うところに、行ってます。

 お金をためて、海外旅行にも行ってみたいと思っています。」



はにかんだ表情でそう話してくださったMさん。

凛とした真っすぐな瞳でそう言い切っておられたのです。

感動か感激かわかりませんけれど、身体がふるえるほど、

Mさんがおっしゃったことが、心にドーンと響きました。

彼の感激波が、私のところにまで届いていたからだと思います。

(ふたり分、感動していたわけです)



とても辛く淋しい思いをされてきたのは、言うまでもありません。

それだけに、心打つのです。



当日準備をしている時のことです、

< 彼女は仕事が忙しいようで、家に帰ってくると

 『 (彼が)仕事をしなくてもいいからいいよねぇ〜』

 『 私のことを忘れてきたんじゃないの?』

 というようなことを言われるんです。(苦笑)

 その他にも彼女はいろいろ言ってるんですが、

 仕事のことも、先のことも、思ってる。

 Mのことを忘れたり、どうでもいいと思うなら、(交流に)

 話しに来ませんよ。>

苦笑いしながらも、ちょっと不機嫌そうにおっしゃったのです。

( 愚痴でも何でも大歓迎ですよ。思うことを話して頂けると嬉しいですから。)

と苦笑しながら私は、男性にそう話しました。



以前の、ご自分の働き方を話されつつ、お考えになっていたことも

話してくださったのです。

しっかり考える方だなぁと思いました。



少し、彼の周りの空気具合が変化を始めましたが、じっと

耳を傾けていました。

< 彼女、結婚指輪、欲しかったと思うんです。>

ポツリとそうおっしゃっいました。

( そう思われるんですね、あなたは。)

< はい。(自分は)何か・・・そういうのが苦手なんですけれど・・・>

( 照れくさい感じがしますもんね・・・人、それぞれだと思います。)

< あの日、>

( はい。わかります。あの日、ですね。)

< あの日、指輪を買いに行こうと思っていたんです。>

( わぁ! そうでしたか!)

本当にびっくりしました。

こんな大切なお話を聴いてしまって良いんだろうかと思いました。

( あ、待てよ。私が聴いて、Mさんに伝えて欲しいから話されてるんだ・・・)

アホですねぇ、私。

すっかり、聴き入ることに夢中になっていたのです。



( 大事なことを話してくださって、有難うございます。

 Mさんに必ずお伝えします。)

< はい。>

彼は照れくさく思いながらも、真剣に心込めて話してくださったのです。



( 大事な話をお聴きした・・・)

再び、そうだったのか・・・と私はしばらくの間、

ボォーーーっとして、余韻に浸ってしまいました。



Mさんから頂いたメールを掲載させて頂きます。



- - - - -

(略)

今回も彼が来てくれたこと、とても嬉しかったです。
しかも変わってない(笑)
忙しくてついつい写真の彼に嫌味?というか愚痴を言ったり
当たってしまってることをアガサさんに言うなんて。
しかも不機嫌そうに伝えてくるなんてビックリして目が泳いでしまいました。

でも、ちゃんと見ててくれているんですね。
今も変わらずに。

毎朝、身支度しながら仕事に行きたくないとブツブツ呟いているので、
それを聞いて心配もしてくれてるようでした。

そして左手の指輪の話を何度も伝えてくれて、嬉しさと同時に切なくなりました。
(ア:そりゃそうですよ。私も感動しつつ、切なくなりましたもの。)

買いに行くつもりだった日に突然死んでしまうなんて夢にも思わなかったでしょう。
あの日が無かったら今頃私の左手には彼から貰った指輪がキラキラと
輝いていたかもしれません。
欲しかったなぁ…彼からのプロポーズを聞きたかったです。
照れ屋なので想像つきますが。

旅行に一緒に付いてきてくれてると聞いて嬉しかったです。
想い出巡りやいつか一緒に行こうねと約束していた場所に、
これからも彼と二人で訪れて沢山二人の想い出を作っていきたいと思います。

見えないだけで変わらず傍に居てくれてますから。
今回改めてそう感じることが出来ました。

(略)

- - - - -



ひとりひとり、違います。

前向き、止まったまま、後ろ向き、誰のなかにも

それぞれが有ります。

その時々によっても、違ってくると思うのです。



特に、辛いことや悲しいこと、苦しいことがあった直後は

平常心でいることの方が難しく、不自然のように思えます。

息をするのさえ、苦しく、無意味に思えて自然。



だけど、いつか・・・

いつかは、どれぐらいなのかは分かりませんが、

私達は 自分らしく 生きる日がやってきます。

それは、自分ひとりで生きる日という意味だけではないと思うのです。



" 自分には幸せは、もう ない。"

" 大事なあの人との思い出は、もう 作れない。"

" 最愛のわが子は、もう 居ない。 "



あなたの愛情が " もう ない。" とは 私は

思えません。

あなたには 溢れんばかりの愛情で いっぱいなんです。



あなたが、 " もう 居ない。" と思い込んでいたって

大切な家族、大切な人、大切な動物家族が、

もう居ないとは 思えないし、思わない。



私が突然他界したら、私の家族達には

「 母ちゃんは、元気でやってると思うよ。

 ごん達と遊んでるんだろうし、家族や親戚や先生や友達たちと

 久しぶり!と言いながら、喋ってばっかりだろうね。

 それと、子どもをいじめてる人達にスリッパでパコンっとやってるだろうね。」

と、大笑いして欲しい。

(実際、そういう楽しみを私は心の中で温めているのですもの。)






これからも、思い出は作っていこう、皆で!











= おまけ =

2013年頃のごんです。
ごん「 なに やってんの? なんか おいしいもん たべてるの?」
と言わんばかりに、家の外で何をやってる家族達をガン見。




ごん「 それ、食べれるの? おいしい?」
※いいえ、違います。
これはごんの季節的な抜け毛をほんの少し、集めたもの。
それを石けんで洗い、乾かす準備をしているのです。




ほら、完成しました!
ごん毛で作ったフェルトの、ごんぬいぐるみ。



思い出は薄れていくものでもなく、今も活き活きとしています。









アガサ






愛しい家族、大切な人との交流 | Comments(2)
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