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犬も伝えたい・・・みたい

わが家の愛犬が他界して7ヶ月程。

存在の大きさは、他界してから一層 身にしみます。

逢いたくて、逢いたくて、逢いたくて。

でも、どうしようもない。



さて。

のんびりした農村の山奥に越してきた我が家も、

数名のご近所さんが出来ました。

お茶に伺うのは表向きで、お目当ては、そこのお家のわんちゃん。

ごんよりも遥かに大きいわんちゃんです。



「 ごんは、◯ちゃんと仲良しみたいだね。」

わが家全員、自然にそう思えています。

撫でられるのが嬉しい○ちゃんは、わが家全員にそれぞれに

甘えてくれます。

中でも一番撫でてほしい相手は、ごんの"ご主人様"。



週1か、隔週ぐらいのペースで◯ちゃんに逢いに行ってます。

そんなある日のことを書こうと思いました。



お伺いするといつも、◯ちゃんはものすごく喜んでくれます。

偶然にも、短足犬ばかりを家族に迎えていたわが家には、

大型犬の◯ちゃんの喜びように圧倒されるばかり。

大型犬から甘えられると その大きさに 圧倒されます。(笑)



「 さあ、どうぞ。お掛けになってください。今、お茶をお出ししますね。」

気さくで可愛いマダム(私よりも20歳ぐらい上かな?)は

いつもそうおっしゃって、お茶を出してくださいます。



「 ◯ちゃん、元気だった?何して遊んでたの?今日は暑いね。」

目と目を見つめ合いながら、そう話しかけつつ、頭をなでたりして

さっと座る私です。

家族たちが ◯ちゃんに触れている時の嬉しそうな表情、

◯ちゃんの喜ぶ姿、

その様子を眺めるだけで 心にぽっかり空いた多くの穴と傷が

一時的でも ほわんと温かく包まれる感じがするのです。



犬だったら どの子でも良いわけでもなく、

人も 誰でも良いわけでも ないのだと

出会いの不思議さを感じ、ご縁の有難さにしみじみします。



" この日 " は、いつもと違いました。

◯ちゃんはお座りをして、

家族に ずっと 喋っていました。

ワォン、ワォンって。

結構、長い時間。

鈍い私でも「あ、喋ってるんだ!」とわかります。



家族も 普段とは違う○ちゃんに 次第に気づいていたようでした。

家「 なんか・・・喋ってんだね。そっか。よしよし。」と家族。

マ「 あら、珍しいですね。滅多にそんなに長い時間話さないのに。どうしたのかしら?」

◯ちゃんの後ろ姿を眺めていた私も

( あれ?おかしいな・・・)と思いました。



そうこうしたら、一通り話したいことを話せたのか、

何故だか ◯ちゃんは 家族の膝にお座りをしようとしました。

(大型犬が 膝というか太ももに座るって、結構無理があるなぁ〜)

そう思いながら、様子をうかがっていました。

明らかに、座りたがっていたのです。

確かに、座りたがってる。

家族は、ただただ びっくりしていたので、

「 好きにさせてあげなよ。」と言い、

「 わぁ〜、嬉しいね。◯ちゃんに好かれて!」

その場を見守っていました。



小一時間ほどお茶させて頂いて、

「 また来るね、◯ちゃん!」

そう言いながら、家族皆で自分家に戻りました。



晩ご飯の後、自然と ◯ちゃんの話題になりました。

それぞれに思ったことを話していました_

ア「 今日の◯ちゃん、何だか・・・(ごんみたいだった)」

家「 何か ちょっと違ったね。」

ア「 うん。そうだよね。何ていうか・・・言っていいのか分からんけど」

家「 ごんみたいだった!」

ア「 そうなんだよ!」

家「 うん。」

ア「 ごん・・・だったんだよ、きっと。」

家「 そっか。ごんだったんだ。」

ア「 うん。ご主人様があまりにも恋しいから

  気の合う◯ちゃんに 代わりに話してもらったんだよ。」

家「 そう、だよね。だって、あれだけ長い時間、犬が話すなんて。ね。」

ア「 うん。いつもの◯ちゃんじゃなかったもん。

  後ろ姿というか、空気が、自分が交流する時に似てたもの。

  それにしても、こんなことが有るなんて・・・ねぇ。」

家「 うん。」

ア「 ごん、話したかったんだね。すごく。」

家「 うん。」

ア「 ごんに、いつも自分達は話しかけているけど、

  まだまだ切なくなるもんね。

  すっごく 恋しいくなっていくんだよね・・・私。」

そう言いながらも、目頭に涙がうわっと溜まってきました。

ア「 逢いたいよね、ごんに。」

家「 うん。」



ア「 駄目だ。しんみりしてしまう。

 ( 気を取り直して )

  ごんも、同じ気持ちだったんだよ!きっと。」

家「 うん。」

ア「 ごん・・・霊媒に犬を選ぶってとこが渋いよね!(笑)」

家族全員、大笑い。

ア「 そうだよ。犬には、犬にしか分からない気持ちってあるよね。」

家「 そっか。そうだね。」

ア「 こう考えても、人様に迷惑かけないから(良いと思う)。」

家「 うん。」

家「 ねぇ、何、話していたか分かる?」

ア「 えっとね、あんまり覚えていないなぁ・・・

  犬が霊媒役になってるのを見るの初めてだったから

  あの空気に見とれてた。(笑)」

家「 そうだった。覚えてないんだよね、アガサは。」

ア「 具体的なことまでは覚えていないけど、

  確か・・・毎日逢いたいとか・・・ 」

家「 うん。」

ア「 毎日逢いたいんだけど、逢えないからつまんないって

  そういうようなことを話してたな、◯ちゃん。

  じゃなくて、ごん。」

家「 そっか。毎日、来ればいいのに。」

ア「 だね。」

ア「 その言い方がね、ちょっと何と言うか、愚痴っぽかった!」

家族たちは「 あははは 」と笑いました。

私も笑っていたのですが、わんこが愚痴を言うのか?と思いました。
愚痴というよりは、" 恋しさが募るあまり " と言った方が的確だなと、
自分の貧そな語彙力に笑えました。








逢いたくて、

ぎゅっとしたくて、

抱きしめたくて、

ごんのニオイをくんくんしたくて、

ただ ただ 頭を撫でてやりたくて。



短足家族のことを思わない日は ありません。

元気で遊びまくってると思いますが、

人というのは身勝手なもんで、失ってから

どれほど大きな存在だったのか、

どんなにたくさんの愛と慰めを受けていたのかに気づきます。

可愛がっていても、大切にし尽くしてしても、

ごんが今も存在していることに微塵の疑いがなくとも、

やっぱり とんでもなく 恋しく 逢いたいのです。



この経験は、私にとって とても大きなことでした。

ごんがどんな思いで

お友達犬の心を動かしたのか、

◯ちゃんとはこちらでは、会ったこともないのに_

それを思いますと 自然に 涙が頬をつたいます。

ごんの愛情の深さ、愛情そのものに、純粋さに

胸を打たれます。







家「それでさ、思い出したんだよ。」

ア「 何を?」

家「 お茶を頂いている時、ごんが乗り移ってるとは思ってなくてね。」

ア「 乗り移ってるって、言い方悪いねぇ〜(苦笑)」

家「 あ、そうだね。ごんが傍にいるって思ってなくて。」

ア「 うん。」

家「 ◯ちゃんって呼んでいるつもりが、なんか、『ごん』って

 自然と呼んでしまったんだよね。自分でもびっくりした。」

ア「 そうだったんだ。

  すごく、自然に・・・でしょ? そう呼んでしまったのって。」

家「 うん。だって、失礼じゃない。人様のわんちゃんにね。」

ア「 うん。わかるよ。」

家「 そうなんだよね。自分でも びっくりしたんだ。」

ア「 時々、ご依頼くださった方から言われるよ。

 『 アガサさんのことを 家族だと思ってしまいました。』って。」

家「 どういう意味?」

ア「 例えば、お母さんが他界された場合、アガサのことをお母さんだと

  錯覚してしまうってこと。

  おばあちゃんだったら、アガサのことをおばあちゃんって思うんだって。」

家「 なるほど。」

ア「 そういうことが多いにあるから、◯ちゃんのことを

  つい、うっかりにしても " ごん " って呼んでしまったのは

  ごんが本当に居てくれたからだと思うよ。

  頭じゃなくて、心がわかったんだよ。」

家「 そうなんだね。」

ア「 うん。 わんちゃんも 伝えたいんだね。直接。

  間を介するのは、人である必要はないと思うよ、私。

  犬だって、猫だって、鳥だって、何だって良いと思う。

  動物の方が純粋だから、伝わり易いと思う。」

家「 うん。」





突然のことに、嬉しさいっぱい!・・・

とは わが家は、いかないようでした。

いつか、必ず 逢えると思っていても

やっぱり 淋しさや恋しさはつきまといます。



積もり積もった思いがあるからこそ、

同じ土俵に立てた時の再会は ひとしお。



私は 親戚や友人知人だけでなく、

例え一時でも、家族として過ごした小さな動物達との再会が

本当に楽しみなんです。

いっぱい 話したいと思います。

そして、

いっぱい 撫でて、

いっぱい ぎゅっとしたい。














= おまけ =

去年の今頃のごんです。元気いっぱいの目、です。(嬉)
"目ちから"という言葉があります。確かに目は"口ほどに物を言う"ですね。
自分も皮膚炎が酷くなりだした頃、脚以外の広範囲の皮膚を見てはガッカリな日々でした。
今は少しはマシになってきたとは言え、人様が私の手や腕などをチラ見されますと
ギョッとした視線を感じます。(苦笑)
悲しくは思わないのですが、手袋をした方が思いやりかなと思ったり。
皮膚の酷さに慣れてきたのですが、その頃は目に力がありませんでした。

ごんを感じる時、元気のなかった姿は思い出さないようにしています。
ごんがそれを望んでいるとは思えないから。(笑)
だって、ごんは、もう 元気なんですもの。(笑)







アガサ


















Comments 6

アガサ

美穂様

コメントを有難うございます。

何となく・・・ごんはお友達を作っているような気がしていました。
この"気"は、家族達も同じように思っていたのです。
これって、証明の必要も感じないのです。
なぜなら、ごんにとって、友達を作る、友達が出来るというのは良いことですものね。
こちらに居る時、年老いてからごんは、人が好きになりました。撫でてもらうのが好きになったようです。
あいかわらず、犬に対しては、あまり関心がなかったのです。
葉山にお越し下さる方々のなかで、わんこが好きな方々から撫でてもらえて、ごんは嬉しかったと思います。
お帰りになる時は「もうちょっと居て」と言わんばかりに、わんわん吠えていましたね。(笑)
思い出として懐かしく思うというよりは、愛深いことだけが今も確かに存在しているのだと強く思います。
食卓に置いておいた、ふかしたジャガイモも盗み食いした時の表情を今でもはっきりと思い出します。
本当に、愛らしいごんです。

私の方は、朝晩、ビワの葉エキスを患部にぺたぺたし、市販の漢方ですが、飲んでいます。
時に、症状が後退したり、善くなったり・・・そうやってほんの少し、ほんの少しずつ、マシになってきているように思います。

美穂さんもご自愛ください。

2018-08-01 (Wed) 18:54 | EDIT | REPLY |   

Asuka様

Asuka様、コメントを頂き有難うございます。
メールのアイコンが付いていましたので、万一のことを考え、私の方で代筆としてコメント投稿させて頂きました。
尚、コメント内容は頂戴したままを掲載させて頂きます。
- - - - -

つい先日、愛犬を亡くしました。久しぶりにアガサさんのブログを見たら、ゴンが会いにきた話で驚きました。この1年で相次いで大切な家族が亡くなり、一つの時代が終わった感じです。そしてとても心が疲れました。

病気のため家族の一人の方が先に亡くなってしまったのですが、うちのワンコは無事に会えているのでしょうか。

山の空気は乾燥していて、お肌には厳しいです。この時期だと紫外線が見えるようだと思います。保湿に気をつけて、暮らしを楽しんでください。

2018-08-01 (Wed) 18:38 | EDIT | REPLY |   

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2018-08-01 (Wed) 18:16 | EDIT | REPLY |   

美穂

泣いてしまいました。
なんと表現したらいいのかわかりませんが、自分か彼を思う気持ちと、ごんちゃんを思う皆様の心と、脳裏に浮かぶあの懐かしく可愛いごんちゃんの姿、皆様を思うごんちゃんの心が交錯します。

アガサさんご無沙汰しております。お元気ですか。焦りは禁物ですが、早く良くなるように祈ってます。どうぞご自愛ください。

2018-08-01 (Wed) 15:06 | EDIT | REPLY |   

Y・O様

Y・O様、コメントを頂き有難うございます。
フルネームを頂いていましたので、イニシャル表示にさせて頂きました。
コメント内容は頂戴したままを掲載させて頂きます。
- - - - -
ごんちゃんに逢えたのですね。
読んでいて涙が出ました。ごんちゃんもずっと逢いたかったのでしょう。ずっとずっと一緒にいることが無理なことは分かっていても、もっと一緒にいたかったですよね。
また逢いにきて、たくさんお喋りをして抱っこをしてもらうのを楽しみにしているでしょうね。

アガサさん、毎日暑いのでお体も大事にしてください。

2018-07-27 (Fri) 08:31 | EDIT | REPLY |   

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このコメントは管理者の承認待ちです

2018-07-27 (Fri) 00:35 | EDIT | REPLY |   

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